仮想マシン (2009/2/23)

 

パソコンをウインドウズPCからマックに変えて1年がたった。仕事ではどうしてもウインドウズを使わざるを得ず、ブートキャンプでマックOSとウインドウズを切り替えて使っている。ところが、マック側からウインドウズのファイルを読み込むことはできるが、NTファイルシステムのウインドウズ側には書き込むことができないという問題があり、結局、仕事ではブートキャンプをウインドウズ側にしたまま使うので、少々おもしろくない。

 

そこで、仮想マシンをマックOS上で構築し、エミュレータでウインドウズを走らせてみた。これならば、ブートキャンプでいちいちシステムを切り替えなくとも、マックOSを使ったままでウインドウズのアプリケーションを走らせることができる。使っている感覚は、エクセルからワードに切り替えるように、マックとウインドウズが同じデスクトップの上で走っている。これならば、ファイルを同時に共有できるので、全く不便がない。

 

実はブートキャンプを使っていたときもエミュレータを入れてみたが、ウインドウズ側がNTファイルシステムであるためファイルの書き込みができないことと、エミュレータ(私はフュージョンを使っている)をインストールしたときにキーボードのレジストリが書き換えられてしまうという問題(キーボードの配列が英文仕様になってしまう)があり、フュージョンを外してしまった。フュージョンのバージョンが上がり、雑誌での評判もよいので、再び試してみた次第である。

 

結論から言えば、私にとっては全く問題なく使える。エミュレータなので、若干速度が遅くなるが、実用上問題はない。何よりもうれしいのは、マックの環境でパソコンを動かし、必要に応じてウインドウズに入ることができる点である。やっとこさオフィス2007の使い勝手にも慣れたところであるが、あれだけ操作を変更されたので、オフィス2000からの切り替えでは、ずいぶんと泣かされた。仮想マシンのおかげで、オフィスもマック用の2004が使える。やはり使い慣れた操作が一番良い。マイクロソフトの商売の都合で振り回されるのは、もう、ウンザリである。

 

このエミュレータであるが、今から15年前、そう1990年代の前半でも、この手の商品があった。当時の私は、マックを使っており、ソフトを購入してみたが、使い物にならなかった。何せCPUの速度が64MHzと遅く、とてもアプリケーションを動かせる代物ではなかった。まさに、隔世の感ありである。

 

 

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