トランプとバイデン、どちらが優位か? (2024/2/5)

 

 

エコノミスト誌は大統領選の世論調査結果をアップデートしている。これは、おそらく幾つかの世論調査会社の結果を比較分析した結果と思う。

 

今日付のアップデートでは、トランプ支持は4050%の範囲にあり、中央値は45%。これに対してバイデン支持は3947%で、中央値は43%。僅かにトランプがリードしているが、ほぼ拮抗と見て良い。

 

23日にサウスカロライナで始まった民主党の予備選ではバイデンが圧勝(96.4%1/)し、実質的に彼以外の候補はいない。一方、共和党の予備選では、アイオワとニューハンプシャーで一位を獲得したトランプが共和党候補となることはほぼ間違いない。

 

トランプの支持者達は2020年にトランプが敗北したという選挙結果を覆そうと、国会議事堂に乱入した。トランプは選挙結果を覆そうとした事件で訴追され、その他にも三つの刑事訴訟を抱えている2/。民事訴訟に至っては、いったい何件抱えているのだろうか?今年126日にニューヨーク連邦地裁が、女性作家に対する名誉毀損で総額8330万ドル(約1234000万円)の支払いを命じる評決を下したことは記憶に新しい。

 

一方のバイデンは、高いインフレ率、産業政策3/、アフガニスタン、ウクライナ、中東での対外政策で批判がある。加えて大統領としては余りにも高齢(81歳)である(もっともトランプも77歳なので、どっこいどっこいのおじいちゃんである)。

 

つまり、トランプとバイデンは共に不人気である。11月の選挙では、問題を抱える二人の内、どちらがマシかを競うことになる。

 

 

 

1/ 開票率93.3%

2/ ポルノスター口止め事件、連邦議会への乱入事件、機密文書持ち出し事件、ジョージア州での集計作業への介入事件

2/ インフラ投資・雇用法(5500億ドル)、CHIPSおよび科学法(2800億ドル)、インフレ抑制法(3940億ドル)

 

 

 

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