4年ぶりのミャンマー (2011/11/5)

 

 

前回ミャンマーに来たのが2012年の夏だったので、今回の訪問は4年ぶりである。空港に到着すると新しいターミナルビルに代わっているのに気が付き、空港の送迎の車も新車とおぼしき綺麗な車輛が目に付く。明らかに経済開発は進んでいる。

 

4年前といえば、当時のテインセイン大統領が民主化の方向を示したことで、それまで敵対的であった欧米諸国との関係の修復が具体化し初め、世銀もミャンマーに事務所を開設した時期であった。日本も、丁度発足したばかりの安倍政権がミャンマーへの緊急支援を決定し、私はその支援のための調査団に参加した(その前はと言えば、1990年代中頃であったので、もう20年近くの昔に遡る)。

 

政治改革が進む兆しが見えたことで、国籍を問わず多くの企業がヤンゴンに進出した。当然、ホテルの需給バランスが一気に崩れ、外国人が泊まるホテルは一泊200ドルに跳ね上がっていた。携帯電話も回線が足りず、一社の独占状態でありSIMカードがこれまた200ドルするという、ちょっと信じられないような状況にあった。

 

あれから4年が経ち、依然としてヤンゴンのホテル代は高いが、今回は一泊80ドルで十分満足できるホテルであった。通信事情も改善し、外資を導入したことで携帯電話の通信料も下がり、SIMカードも2ドル程度で売っている。ビジネスを進める上で必要な環境は急速に変化してきている。

 

日本企業のミャンマーへの進出の関心は高く、日本の円借款で進められるティラワ経済特区の建設が進んでいた。その特区に工業団地が建設されている。工場建屋の多くはまだ建設中であり、本格稼働ではないが、その姿は壮観である。

 

 

工業団地の入口。この団地だけで400ヘクタール(400万平米)の広さがある。

工業団地の開発会社事務所。日本の警備会社が進出している。この3人はその現地職員。

 

 

 

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