シャープのマスクが当たった (2020/7/21)
シャープが国内のマスク不足に対応してマスクの製造を開始し、その第1回抽選販売があったのは4月末頃だったと思う。申込の初日は応募が殺到し、シャープのサーバーがパンクしてしまった。私も何度かウェブにアクセスしようとしたが駄目で、結局応募を諦めた。
シャープの発表によれば、第1回抽選では4万箱の販売に対して470万人の応募があったという。120倍近い競争であった。
第2回目の抽選で私も応募してみたが、もちろん落選。ただし、一度応募すればその後の抽選にも参加できるので、そのまま放っておいた。抽選倍率はずっと100倍を超える状況が続き、まず当たることはあるまいと思っていた。
ところが7月に入り、第12回の抽選に当たりましたというEメールが届いた。競争率を100倍とすれば、11回の抽選で一度でも当たる確率は1-(99/100)^11=0.105、つまり10%となるので、やはり運が良かったのだろう。
一時はマスク不足が深刻でどこに行っても手に入らない状況であったが、6月くらいから店に出回るようになった。ただし、よく見るとペラペラで向こうが透けて見える様な代物で、メーカもよく分からないというものが未だ多い。私も、カミさんが買ってきたスポンジ状の薄膜で作ったマスクを使ってみたが、気休めになってもマスクとしての沪過効果はとても期待できる代物ではなかった。おまけに、使っている間に接着面が剥がれて、マスクは裂けてしまった。
シャープのマスクは、送料を加えれば50枚で約4000円、1枚80円と安いわけではない。しかし、質と信頼性を考えれば、未だに100倍超える抽選であっても、購入希望者が続いていることは頷ける。