世論調査ではカマラ・ハリスがドナルド・トランプをリード (2024/8/7)

 

 

エコノミスト誌が定期的に観測する世論調査で、カマラ・ハリスがトランプをリードする結果となった。

 

世論調査は様々な機関が行っており、その結果には偏りが出る。エコノミスト誌はそれらの調査結果を基にベイズ推定を使って補正している。バイデンがハリスを次期大統領候補として指名した時点で、ハリスとトランプの支持は全国レベルで46%ずつの同率であった。しかし、85日のアップデート記事では、ハリスへの支持が48%、これに対してトランプ支持は45%となり、初めてハリスがトランプを上回った。

 

もちろんこれがハリスの勝利を意味するものではない。ほとんどのレッドステーツ(共和党州)とブルーステーツ(民主党州)は僅かな支持率の変化で逆転することはない。一方、選挙の勝敗を握るのは接戦州の結果であり、ここが僅かな差で勝敗を分ける。2016年の大統領選挙では、ヒラリーは全国レベルでトランプをリードしていたが、接戦州を落としたことでトランプが勝利した。一方、2020年の選挙では、バイデンが接戦州を僅差で押さえ、トランプに勝利した(バイデンは全国レベルでトランプを4.5ポイント上回ったが、ウイスコンシン州での勝利は僅か0.6ポイントの差に過ぎなかった)。

 

もう一つの不確定要因は、選挙までまだ3ヵ月があり、世論調査の回答者が実際の投票者と一致するわけではなく、世論調査の結果と選挙当日の投票行動の間に差が出る点である。

 

つまり選挙結果がどうなるかは、現時点では全く分からない。

 

 

 

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