えのすい (2019/6/30)

 

 

「えのすい」と言っても、湘南に住んでいる人以外には、何のことやら分からないかも知れない。新江ノ島水族館の愛称である。

 

私、湘南に住んで40年ほどになるが、実はこれまでこの水族館に行ったことがなかった。もちろん、江ノ島にそれがあることは知っていたが、たいした関心も抱かなかった。

 

カミさんがいきなり「えのすい」に行ってみようと言い出した。どうも「えのすい」が最近評判になっているらしいことに加え、たまたま神奈川県の後押しで、近隣の自治体住民を対象に割引券が配布されたことが、そのきっかけであった。大人の入場料が2400円なので、半額とは結構な割引額である。

 

もっともカミさんも、前にここを訪れたのは小学生時代だというので、60年近くも昔の話になる。その当時の印象はと聞くと、「みすぼらしかった」の一言である。当時は江の島水族館であったが、2004年に事業形態を変えて設備を作り直すことで、今の「えのすい」が開業した。

 

さて、「えのすい」の中に入ってみると、なかなか上手くできている。地元の相模湾に生息する水生動物を中心に、ストーリーを持った展示になっている。もちろんそれだけでなく、太平洋の深海魚や日本から遠く離れた地域の展示もある。

 

圧巻は「相模湾大水槽」。ここでは、水槽の側面から魚が泳ぐ姿を見ることができるよう、大きな硝子張り(多分、透明プラスチック)のウインドウ、と言うよりも映画の画面の如きしつらえになっている。日に何回かショーがあり、ダイバーがエイを追っかけたり、ウツボを抱き上げたりして、見ていてなかなか楽しめる。

 

イルカのショーはどこの水族館にもありそうな出し物ではあるが、子供達だけでなく大人にも人気がある。最近は動物保護(とりわけ、鯨とイルカ)の観点で、世界的にはイルカの飼育とショーはなくなる傾向にあると言うが、私にはそれはちょっともったいない。イルカは犬並に賢い動物であり(保護団体は犬より賢いと仰る)、イルカのショーは人と犬とのふれ合い・戯れと同じと思っている。

 

もし湘南に来る機会があれば、一度訪れることをお勧めする。ただし、休日は相当の混み合いを覚悟した方が良い。

 

 

相模湾大水槽

ペンギン・アザラシのコーナー

 

 

言わずもがなのイルカ・ショー

クラゲのコーナー

 

 

 

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