ドッグラン
(2006/6/16)
我が家には雄の柴犬が一匹います(名前を「大(ダイ)」といいます)。三年ほど前に下の娘が家を離れたことから、夫婦二人だけの物足りなさから飼い始めました。
マンション住まいのため、私と家内、そしてダイが同じ空間の中で生活しております。朝晩は散歩に連れて行きますが、ダイから見ればどうしても人間との接触が中心となり、犬同士の触れ合いの機会は限られます。しかも、住宅地の中では、リードを離して犬を自由に走り回らせることもままなりません。
私が住んでいる横浜市には、いくつかのドッグランが整備されています。近いところでは、八景島の公園の中に二カ所設置してあります。私の印象では、ご近所の方が散歩がてら飼い犬を連れて来ているようです。
もう一つは、我が家からはかなり離れていますが、NGOが横浜市の用地を借りて青葉区で運営しているドッグラン(注)があります。ここは、私の子供たちが通っていた高校の近くにあったことが切っ掛けで、その存在を知り、会員となりました。ちなみに子供たちは、当時、学校の寮に入っており、週末に子供たちに会いに行く際に、ダイを連れて行き、ドッグランで遊ばせていました。
(注)あおばプラザハウスドッグラン <http://www.dogrun.net/aoba-top.htm>
ドッグランの中で犬を放してやると、日頃の生活とは全く異なる環境の中に置かれた犬の行動にはなかなか面白いものがあります。まず、大半の犬はフェンスの中に入って自由となるやいなや走り出し、それを見ていた周りの犬も追っかけ始めます。犬たちはそれまでの拘束を解き放され、生き生きと走る姿は、人間の目にもなかなか楽しいものです。
もう一つのパターンは、フェンスの中に入った途端に、新入りのにおいを嗅ぎに来る犬がいることです。これはまず雄犬です。我が家のダイも、結構これをやり、相手によっては、吠えつかれることがあります。
柴犬の雄は一般的に気が強く、ダイも例外でなく、特に自分より大きい相手に対しては、張り合うことが多いようです。私の感覚では、柴犬とゴールデンレトリーバ、ラブラドール、シェパードとは、概して相性が悪いようです(もちろん、これは相手が雄の場合であり、雌ならばまず問題はありません)。
半面、小さい相手に対しては、まず自分から吠えつくことはありません。おそらく、相手との上下関係が明らかなため、少々吠えられても、気にならないのでしょう(「なかなか元気がいいな小僧っ子。しかし、俺様の方が上なんだ。」くらいに思っているのかもしれません。)
前回、青葉台を訪れたときには、ジャックラッセル、ミニチュアダックスなどに混じって、グレイハウンドがいました。よく仕付けられており、ドッグランを走り回っていました。さすがに、犬の中では最も早い犬だけに、その走りはほれぼれさせられます。サラブレッドのような足並みで走り、柴犬の足ではちょっと追いつけません。
一方、ジャックラッセルは小型でかわいい犬ですが、非常に活発な動きをします。また、噛む力が強く、小さいながらも、一度食らいついたらなかなかあきらめません。