政治パーティー券の白紙領収書 (2016/10/7)
昨日の参議院予算委員会での質疑です。共産党の小池氏が稲田朋美防衛大臣、菅官房長官、高市早苗総務相大臣の3名をやり玉に、政治パーティー券の白紙領収書問題について質問した。
小池氏と三人の大臣とのやり取り、下手な漫才より遙かに面白い。
やり玉に挙がったお三方の答弁は、金お受け取った側が金を払った側に金額の記入を委託して作ったものだから、問題は無いというものである。両者に信頼関係があって領収書を書いているのだから、偽造ではないというロジックである。
これに対して、小池氏の論理は理路整然。曰く、
「架空の支払いではないことを証明するのに領収書ってあるんですよ。金額を勝手に書いてたら、領収書にならないじゃないですか。みんながやっているからいいんでしょって。そうでしょ、子どもの言い訳みたいなことしないでくださいよ。」
「委託があったら、金額は後で書いていいなんて言ったら、いま聞いている中小企業の社長さんたち、みんなびっくりですよ。そんな領収書が通用するわけないじゃないですか。」
「金額の白紙のものっていうのは領収書とは言わないんです、世間では。」
「面識あったらあとでお金を書いてもいいというのが成り立つんだった ら、中小企業の社長さんはみんな面識ありますよ、取引先と。こんなでたらめな話があるかって。 国税庁だって、こんなの認めらんないですよ、こんな領収書。」
いやいや、私、別に共産党の支持者ではありませんが、小池氏のおっしゃること100%ごもっともです。
政治資金規正法を所管する総務相の高市氏が自ら白紙領収書を作り、こんな言い訳をしているようでは、政治家に倫理観を期待する奴が「マヌケ」、と思う私が間違っているのでしょうか。中国の政治腐敗は相当酷いが、日本の政治も他国を笑えない。